お月見のシーズン

暑い夏が終わり秋が来ると、どんどん空が高くなり雲が綺麗に見えたり空気が澄んでいきます(*^-^*)

ちょうど先週の9/10は中秋の名月!十五夜(お月見)でしたね。

別名は「芋名月」

旧暦8/15日は、畑ではお芋の収穫時期でもありました。

そのため、お芋をお供えする地域もあり、無事収穫が済んだ感謝の気持ちを込めて「芋名月」と呼ばれています。

お月見のときに供物として供えるお団子は、里芋を模したものという説があります。

(お団子の話は後述しますが、名残がよくわかります)

皆様はお月見をされましたでしょうか?

 

十五夜とは別に、旧暦9/13日の夜に十三夜というお月見があります。

今年2022年の十三夜は10/8日です。

この十三夜は、十五夜とセットでお祝いすることが良しとされており

どちらか片方しかお祝いしないと「片月見」などとして忌む事とされていました。

十五夜は中国をはじめとする台湾や韓国などでも見られますが、この十三夜は日本だけのものなんだそうです。

十三夜の別名は「栗名月」「豆名月」で、栗や枝豆が旬のため、お供物にされるからと言われています。

 

●中国は中秋節

中秋の名月は中国から伝わってきた歴史があります。

中国では中華三大節のひとつである中秋節として春節(中国の旧正月をお祝いする節)

清明節(日本のお盆のようなもので里帰りやお墓参りをする)と並ぶ大きいお祭りとなっています。

中秋節には家族や親しい友人を招き、月餅を食べ、月を見るという風習がありました。

現在、月餅はその時期の贈答品として定着しています。

 

●アメリカではハーヴェスト・ムーン

英語にはネイティブインディアンが付けたと言われる、各月の満月に名前がついています。

その中で9月は「Harvest moon(ハーヴェスト・ムーン)」といい、直訳は「収穫月」となります。

満月がこうこうと明るいので、夜に収穫ができて助かる、というところからこの呼び名になったとする説があります。

日本のように、9月の満月だけをお祝いする風習はないようです。

 

●中秋の名月にお供えする物

お月見といえば「お月見団子」です。

お月見団子の数は決まっているのでしょうか?

お月見団子は十五夜には15個、十三夜には13個というのが一番多いようですが

他には1年の満月の数にあわせて12個(うるう年には13個)、15個を簡略して5個にする地方もあります。

並べ方はピラミッドのようにして、三方(さんぽう)に白い紙を敷き、お供えします。

お月見団子は実は地方によって形態が異なります。

京都の出町柳の有名な和菓子屋さん「出町ふたば」さんのお月見団子は白くて丸いお団子ではなく

楕円のお団子にあんこがかかったお団子です。この形は里芋を模したものだそうです。

関東以北はあんこ入りのお餅、中国四国地方は串に刺さったお団子です。

絵本などに出でくるようなお月見団子は実は関東甲信越などの一部の地域になるようですね。

 

●飾るお花

お月見といえばススキですね。

ススキを飾るのには諸説ありますが、まず、稲の代わりと言うのがあるそうです。

秋の収穫で得た里芋などを供物としていましたが、稲は既に収穫してしまった後だったため

丁度お月見の時期に穂が出ていて稲に似ているススキを飾ったそうです。

また、ススキの葉が魔除けになるとし、サングワーというススキを結んでつくる魔除けもあります。

物を腐らせたりする悪霊を寄せ付けないように、食材の上に置いたり、家の軒先につるしたりするそうです。

小さいものを作ってお守りのように身に着けたりするとよいとされています。

 

十五夜は終わってしまいましたが、10/8日の十三夜があります(*’▽’)

この日は、ゆったりとお月見をされてみられてはいかがでしょうか(*^-^*)

 

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