先週は秋のお彼岸でしたね(*^-^*)
「お彼岸」は「春彼岸」と「秋彼岸」の年2回、春分の日と秋分の日の前後3日を合わせた7日間のことです。
お彼岸の初日を「彼岸入り」春分の日と秋分の日を「彼岸の中日」7日目の最終日を「彼岸明け」といいます。
春分の日と秋分の日は国民の祝日です。
祝日法により春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」
秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」と定められいてます。
また、春分の日と秋分の日は昼と夜の長さがほとんど同じで、太陽が真西の方角に沈みます。
仏教の考え方では、西にあの世が存在する場所があるとされています。
そのため、春分の日と秋分の日は、あの世と最も距離が近くなる日と考えられました。
お彼岸は仏教行事のひとつですが、日本特有の行事です。
日本では、仏教が広まる前からお彼岸の時期に祖先や自然に感謝する習慣がありました。
日本古来の習慣と仏教の教えが結びつき、お彼岸は大切な行事となりました。
お彼岸には、仏壇や墓石を掃除して墓参りをする他、お寺との付き合いがある方は
「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる法要に参加します。
お彼岸のお供え物は、春は「ぼたもち」秋は「おはぎ」を供えることが一般的です。
ぼたもちとおはぎは同じものですが、季節によって呼び名が変わります。
ぼたもちは、春に咲く牡丹の花にちなんで、おはぎは秋に咲く萩の花にちなんで名付けられました。
日本では、小豆の赤い色はめでたい色と考えられていました。
秋は小豆の収穫時期であり、小豆の皮も柔らかいため粒あんでおはぎを作ります。
春まで保存していた小豆は皮が固くなるため、こしあんにしてぼたもちを作ります。
ぼたもちやおはぎは、お供えした後においしく頂きましょう。
神様に供えるものを自分たちで食べて神仏の力を体内に取り込む、という意味が込められています。
年に2回あるお彼岸は、1年の中でも季節が穏やかな時期です。
これまであまりお彼岸に参加したことがない方も、ぜひ家族でお墓参りに行かれてはどうでしょうか。
現場の様子をご紹介いたします。
目隠しのフェンスを施工しました。