黄砂の季節ですね( ;∀;)
今日は結構すごかったように思います。
●黄砂
黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で
風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風にのって日本に飛来し
大気中に浮遊、あるいは降下する減少です。
風によって大気中に舞い上げられた黄砂は発生源地域周辺の農業生産や生活環境に
しばしば重大な被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し黄砂粒子を核とした雲の発生
降水過程を通して地球全体の気候にも影響を及ぼしています。
又、海洋へも降下して海洋表層のプランクトンへのミネラル分の供給を通して海洋の生態系にも
大きな影響を与えていると考えられていますが、その量につていはまだ明確にはなっていません。
黄砂現象は従来、自然現象であると理解されてきましたが、近年ではその頻度と被害が甚大化しており
急速に広がりつつある過度の放牧や農地転換による土地の劣化等との関連性も指摘されています。
そのため、黄砂は単なる自然現象から森林現象、土地の劣化、砂漠化といった
人為的影響による側面ももった環境問題として認識が高まっています。
日本に飛来する黄砂の粒子の大きさは0.5~5μmくらいで岩石が風化して細かい粒子になったものです。
黄砂は飛来するまでに大気中で様々な物質を吸着します。
交通機関の排ガスや工場地域の大気汚染物質などを吸着します。
福井大学のグループは黄砂がスギ花粉症を悪化をさせることを報告しています。
また、鳥取大学のグループは同様にスギ花粉症や気管支喘息の悪化を報告しています。
黄砂そのものがアレルギー性鼻炎の原因物質(アレルゲン)とはいえないと思いますが悪化させる物質ではあるようです。
●PM2.5
PM2.5の主な発生源はディーゼル自動車の排気ガス、石炭や石油を燃焼する工事
家庭の石炭暖房からの排煙などです。
成分に関係なく細かいからこそ肺から体内に取り込まれ健康に悪いとされています。
花粉の大きさの粒子は鼻や喉の粘膜に留まりますが、PM2.5のサイズになると
気管支、細気管支、さらに肺胞に容易に達して、沈着すると考えられています。
タバコの煙と同レベルの発ガン性があると言われています。
アレルギー性鼻炎、気管支喘息をお持ちの方はもとより、健康な方もPM2.5の情報をしっかり確認し
外出時にはマスクを着用しましよう。
現在はコロナ過ということもあり、マスクを着用されている方ばかりですが
この季節は気を付けて過ごしたいですね(*^-^*)