3月も早くも終盤です(*’▽’)
今日のブログは終わりつつある「3月(弥生)」についてです(^^♪
●3月の行事・ひな祭り
ひな祭りの起源は300年頃の古代中国で起こった「上巳節」に遡るととわれています。
「上巳(じょうし/じょうみ)」とは旧暦3月の最初の巳の日の事。
のちに行事の日付が変わらないよう、3月3日となりましたが、もとは女の子のための行事ではなく
春の訪れを喜び、無病息災を願う厄払いの行事でした。
3月初めは季節の変わり目で、災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられていました。
古代中国では、この日に水辺で穢れをはらう習慣があったことから
紙や草でつくった人形(ひとがた)で自分の体をなでて穢れ(けがれ)を移し
川や海へ流したりするようになりました。
「流し雛」は、この名残です。
現在のように、段を組んだり、豪華な飾りを施したりするようになったのは江戸初期に
京都の御所で盛大なひな祭りが催されて以降、江戸の武家社会にも広まり、庶民の間にも定着したのだそうです。
雛人形は、溶け始めた雪の下から新しい命が芽吹き始める「雨水(うすい)」(2/18~3/4ころ)に飾ると良縁に恵まれ
早く片付けないと嫁入りが遅くなると言い伝えられ、「啓蟄(けいちつ)」(3/5~19ころ)には片付けます。
当日は彩り華やかなちらし寿司や女の子の美徳と貞節を意味する蛤のお吸い物、白酒や雛あられなどを頂きます。
菱(ひし)の形に見立てた菱餅には「雪の下から新芽が芽吹き、雪の上では桃の花が咲く」という意味が込められ
緑・白・赤の3色のものが一般的ですが、2色や5色のものもあります。
●春のお彼岸
春分の日を中日とした前後3日間の計7日間は、「春のお彼岸」といわれ
先祖供養にお墓参りに行ったりします。この日にお供えする「ぼた餅」は牡丹の花の呼び名にちなみ
冬を越して古く硬くなった小豆をこしてあんにしてつくっていたそうです。
昼と夜の長さがほぼ等しくなる「春分」を境に、昼の時間が少しずつ長くなります。
これが「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるゆえんで、次第に寒さも和らぎます。
●社日(しゃにち)
生まれた土地の神様(産土神)をまつる日のことで、春と秋の年2回行われます。
春のものを春社、秋のものを秋社といい、春分と秋分のそれぞれにもっとも近い戌の日を指します。
春社は種まきの時期、秋社は収穫の時期にあたることから、農業にとって大きな節目の日とされ
春社には五穀豊穣を願い、秋社には収穫を感謝します。
●十六団子
3月16日は、山と里を行き来かる農事の神様が、山から種子を抱いて里に下りてくる日とされています。
その神様にお供えする16個の団子を「十六団子」といいます。
神様は臼杵の音を聞いて降りてくると考えられていたため、餅をつきました。
また、秋の11月16日(地方によっては10月16日)に、山に帰る神様を送るためにも同じく「十六団子」を用意します。
季節は足早に春へと移っていき、各地で桜の開花宣言が出始めました(^^♪
良い季節を楽しく過ごしたいですね(*^^)v