6月の花木

6月は梅雨の季節で雨の多い毎日ですが、6月の花は初夏ならではの

素敵な花をたくさん見ることのできる時期でもあります。

6月に咲く花木をご紹介していきます(*^^)v

 

●アジサイ 開花時期6月

6月の花といえばアジサイです。

アジサイ科の落葉低木のアジサイは、もともとはガクアジサイが日本原産の植物でしたが

西洋にわたり西洋アジサイとして人気が出て、日本に逆輸入されてきました。

最近は西洋アジサイ、ガクアジサイともに、品種・形・色の種類も豊富にあり毎年新品種が登場します。

 

●カシワバアジサイ 開花時期5月後半~7月

葉っぱが柏の葉に似たアジサイ科の落葉低木、カシワバアジサイ。

アジサイの仲間ですがアジサイの花が丸いのに対して、カシワバアジサイの花はピラミッド型。

そのため、別名ピラミッドアジサイとも呼ばれています。

5月後半から6月の咲き始めの花はグリーンががった色、そこから徐々に白に変化していきます。秋の紅葉も素敵です。

 

●アナベル 開花時期

アナベルはユキノシタ科の落葉低木です。

6月に白い花が開花し、秋にかけて花色がグリーンへ変化していく過程も素敵です。

アナベルは秋でも冬でも最終的に3月までに剪定すれば大丈夫です。

初夏から秋までゆっくりと秋色になっていく様子を楽しめます。

ガーデニング初心者が最初に育てるのに向いているアジサイです。

 

●クチナシ 開花時期6月~7月

クチナシはアカネ科の常緑低木。

湿度が高くて雨が多くなってくる6月に咲くクチナシ。湿度や雨で甘い香りがより濃厚に感じられます。

クチナシはガーデニアとも呼ばれ、キンモクセイ、ジンチョウゲとともに三大香木のひとつです。

クチナシの花は一重の他、八重もあります。

 

●ドクダミ 開花時期5月後半~6月

ドクダミ科の多年草。

独特な匂いでコンクリートの割れ目からも生えてくるくらい強く、抜いても抜いても生えてくる・・・

雑草扱いされることも多い草花ですが、化学薬品のなかった昔は民間治療薬として重宝されてきた和のハーブのひとつです。

冬の間は地上部分はなく、春になると芽吹き、花は6月に開花します。

ドクダミの花びらに見える白い部分は「総苞(そうほう)」。花はとんがっている黄色い部分に密集しています。

斑入りのドクダミ。

カラーリーフとしても利用されています。

ドクダミはとにかく丈夫で、植え付ければ勝手に育ちます。

日陰~半日陰のグランドカバーで強い草花をお探しの方はいかかでしょうか?

斑の入り方は季節によって変化し、秋の紅葉も美しい植物です。

 

●キンシバイ(ヒペリカム) 開花時期6月~7月

6月に咲く花木は、アジサイを初め、白・ブルー・紫など寒色系が多い中で、はっと人目を引く黄色い花を

枝一面に咲かせるキンシバイ(ヒペリカム)は、オトギリソウ科の半常緑低木です。

性質か強いので、公園や街路樹の高木の下の低木として植栽されています。

 

●ベリー類 開花時期4月~6月・収穫時期6月~7月

ジューンベリー

マルベリー(クワ)

フサスグリ

6月は花だけでなくベリーの季節。色々な果樹が実りの時を迎えます。

日本の6月の果樹といえば梅。6月は梅仕事の季節です。

梅仕事については次回のブログでご紹介したいと思います。

 

●ヤマボウシ 開花時期6月~7月

ヤマボウシはミズキ科の落葉高木。

似た花でハナミズキがありますが、ハナミズキが5月に開花するのに対して

ヤマボウシはそれより遅い6月~7月に咲く花です。

白い花のように見える部分は「総苞(そうほう)」と言って

ハナミズキの花に見える部分と同様葉が変化したものです。

ヤマボウシは葉が開いてから開花しますが、ハナミズキは葉が出るより前に開花するので

花が咲いている時期の趣が少し違います。

果実は熟すと生食でき、紅葉も美しいので人気のある花木です。

 

●シモツケ 開花時期5月~7月

シモツケは枝の先に毯のような小さな花を咲かせる落葉低木。

花は5月の中旬くらいから開花が始まります。

成長しても1m前後と育てやすいことから、庭木として愛されています。

 

●ラベンダー 開花時期6月~7月

ラベンダーはシソ科の常緑低木のハーブ。

初夏に株元からたくさんの花茎が立ち上がり穂状の小さな花が6月ころから開花します。

とても癒される香りはアロマテラピーでは万能の精油として人気があります。

ラベンダーは種類がたくさんあり、毎年のように新品種が登場します。

最近では完全に園芸種で香りがしないラベンダーもあります。(例:レースラベンダー)

 

●ユリ 開花時期6月~8月

ユリは主に6月ごろから夏にかけて香りの良い花を咲かせる球根植物。

ユリは非常に種類が多い上に園芸品種もたくさんつくられています。

ヤマユリのような大輪咲きからオトメユリのような小ぶりな花まであります。

 

●ギボウシ 開花時期6月~8月

カラーリーフとして有名なギボウシはユリ科の多年草(宿根草)です。

シェードガーデンのカラーリーフとして定番的なギボウシは、種類がとても豊富。

葉の色はグリーン、シルバーグリーン、黄緑から斑入り種まで色々、サイズも大型から小型まであります。

通常は葉ものとして植栽されますが、6月頃から長い茎が立ち上がり穂状の花が開花します。

(品種によって若干開花時期が違います)

花は下から順に開花しますが、それぞれの花は一日花です。

梅雨や気温が高い季節に涼しげな雰囲気を演出してくれる存在です。

 

蒸し暑く嫌な時期ですが、きれいな花木を眺めたり果実を収穫したりしながら

季節のうつろいを感じつつ、リフレッシュしましょう(*’▽’)

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