前回のブログで少しだけ触れた「梅仕事」について書こうと思います(*’▽’)
「梅仕事」とは、その年の5月~7月にかけて収穫した梅を使って保存食を作ること。
そのことが「梅仕事」と呼ばれています。
作るメニューの代表格は梅酒や梅干しですが
他にも梅シロップやドレッシング、梅エキス、ピクルスや漬物、甘露煮やジャムなど
実に様々な食べ物・飲み物を自宅で作ることができます。
【梅の収穫時期と熟度とメニュー】
梅の実は地域によって少し差はありますが、大方5月の中頃からふくらみ始めて
6月上旬に大粒の青梅に、6月中旬以降に黄色く熟して7月に入ると少し赤味を帯びて超完熟梅となります。
収穫時期と熟し具合によって適しているメニューが変わるのもまた梅仕事のおもしろいところです。
作りたいメニューを決めてタイミングを逃さず作るもよし、その時期に取れた梅に合った保存食を作るもよし
この時期ならではの自然の恵みを頂いて楽しみましょう(^^♪
●5月中旬~下旬
この時期の梅は「小梅」といい、まだ梅が小粒で緑色をしており硬いのが特徴です。
カリカリとした食感がクセになる、小梅漬けにするのがおすすめです。
●6月上旬~中旬
この時期の梅がいわゆる「青梅」です。
緑の大粒で硬い実で、梅酒や梅肉エキスを作るのに最適で、梅シロップも一緒に作れば家族みんなで楽しめます。
その他、しょうゆ漬けなどにするものよいですね(*^^)v
●6月中旬~下旬
この時期の梅は「完熟梅」といい、黄色く熟しはじめるものの、まだ硬さのある状態です。
お弁当のお供に欠かせない梅干し作りにはこの時期の梅を使います。
●7月上旬~中旬
7月は「超完熟梅」の時期です。
果肉が柔らかいこの時期の梅では、爽やかな酸味と甘みが美味しい梅ジャムが作れます。
料理にそえたり、紅茶に入れたり等、色々な楽しみ方ができます。
日本では、梅の収穫時期には「梅仕事」をする習慣が引き継がれてきました。
疲労回復や食欲増進など、暑い夏を乗り切るための保存食として梅は重宝されています。
今年はぜひ、梅仕事にチャレンジされてみてはいかかでしょうか?