8月もお盆を過ぎ、終盤にさしかかってきました。
ようやくすこしだけ、朝晩が涼しくなってきたように思います。
今回は8月に咲く庭木をご紹介いたします(*^^)v
●サルスベリ 開花時期:7~10月
サルスベリは夏から秋まで長く開花する落葉樹です。地域によっては秋に美しい紅葉を見ることもできます。
栽培しやすい樹木なので一般家庭に植えられる他、日本の公園や街路樹としても植栽されていて
花色は濃ピンクや淡ピンク、赤、白、紫、複色など沢山の色があります。
最近の新品種は、葉の色が銅葉のものなども登場しています。
●ハイビスカス 開花時期:5~10月
夏の花といえばハイビスカス。世界の熱帯~亜熱帯地方で栽培されています。
日本では鉢植えで楽しむのが一般的ですが、暖かい地域では庭木としても利用されています。
花の開花期間が長く、赤・ピンク・黄色・白などカラーバリエーションも豊富で
花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。
ハイビスカスの花は、朝開いて夜に閉じる1日花ですが、最近は品種改良で2~3日咲くハイビスカスも登場しています。
●ムクゲ 開花時期:7~9月
ムクゲは、夏から秋まで大輪の花を次から次へと開花させるアオイ科の落葉低木です。
昔から庭木や生垣として植栽されています。
また強健で刈り込みにも耐えることから道路脇の街路樹として利用されることもあります。
ハイビスカスのように南国を思わせるムクゲですが、耐寒性が非常に強く北海道でも地植えにすることができるほどです。
暑さが厳しい時期でもたくさんの花を咲かせるので、日本の夏の花の代表のひとつです。
●ノウゼンカズラ 開花時期:7~8月
ノウゼンカズラは、真夏にたくさんのオレンジ色の花を咲かせるツル性植物です。
木やフェンス、壁などを覆うようにツルを這わせて成長します。
青空がとても似合う夏の花の代表です。
●ブッドレア 開花時期:7~10月
ブッドレアは、初夏から秋にかけて小さな花が集まって円錐状の形をした花を咲かせる落葉低木です。
香りと蜜に誘われ蝶が集まることから、欧米では「バタフライブッシュ」の名でも呼ばれています。
品種(種類)がとても多いブッドレア。
元々の樹高は2~4mですが、最近は矮性種も流通し、宿根草のように育てることもできる品種もあります。
園芸種として流通しているブッドレアの花の色は、紫色、白、ピンクなどの他
最近では品種改良が進み、複色のものもあります。
●ジャスミン 開花時期:7~9月
香りの良い花を咲かせることで有名なモクセイ科の常緑低木、ジャスミンの花は1日花で
夕方から早朝にかけて開花すると言われていますが、実際に育ててみると午前中の早めなら花を見ることができます。
寒さには弱いので、日本では鉢植えで育てて冬は室内で管理するのが一般的です。
●ランタナ 開花時期:5~10月
ランタナは、クマツヅラ科の常緑低木です。暖かい地域では冬越しも可能で低木になっていきます。
次々と、わき芽を増やし、横に広がって生長していきます。
暑い夏も休むことなく花が開花し、咲き進むたびに花色が一色だけではなくグラテーションのような花色を楽しめます。
とてもたくさんの花が楽しめる反面、ランタナは「要注意外来生物リスト」(環境省)に登録されるほど
他の植物を一掃してしまうくらい強い生命力を持っています。花が終わった後の花がら摘みをまめにすることが大切です。
●セイヨウニンジンボク 開花時期:7~9月
セイヨウニンジンボクは、夏期に薄紫色の花を咲かせるシソ科の落葉低木です。
2~3mまで生長し、横に枝を広げて大きくなります。
庭の花が少なくなる夏に涼し気な薄紫色の花を咲かせてくれる可愛らしい庭木です。
花には淡い芳香があり丈夫な上に花期が長く、晩夏まで咲き続けてくれるもの魅力です。
●ルリマツリ 開花時期:5~10月
ルリマツリは、初夏から秋まで爽やかなブルーや白の花が長期開花する半耐寒性常緑低木です。
透明感のある花色が夏の庭を涼し気に演出してくれます。
●フヨウ 開花時期:8~10月
フヨウは、暑い夏の盛りにピンクや白の大輪の花を咲かせるアオイ科の落葉低木です。
10~15㎝程度の大輪の花が8~10月に開花します。
フヨウは花木類の中では開花時期が長い花のひとつで、夏から秋にかけて長くたくさんの花が開花します。
ひとつひとつの花は1日花で、朝に開花し夕方にはしぼみます。
フヨウとムクゲはとても似ていますが、オシベの先で見分けることができます。
フヨウは5本に分かれていて先が曲がっていますが、ムクゲの多くは分かれていなくて真っすぐです。
ご紹介した花以外にも8月に咲く花はまだまださくさんあります。
夏の強い光にも負けない発色の良い花や、日差しに強い夏の花を取り入れて夏も素敵な空間を作れたらよいですね(*^^)v