12月「師走」です

12月になりました。

今年も残りあと1カ月・早いですね( ゚Д゚)

12月の和名は「師走」が一般的です。

他にも「春待月(はるまちづき)」「極月(ごくげつ)」「暮冬(ぼとう)」き「窮月(きゅうげつ)」等があります。

 

●師走のすごし方

12月の和名「師走」。その由来は「師匠の僧がお経をあげるために東西を馳せる忙しい月」という説が有力です。

昔は13日を「正月事始め」とし、1年の汚れを落とす「すす払い」や門松などに用いる松を準備しました。

これが現代の大掃除へと変わってきました。

二十四節気の「冬至」を迎える22日ごろは、1年で昼が最も短い日。

この日を境に昼が少しずつ長くなることから「一陽来復(いちようらいふく)」といい、上昇運に転じる日とされています。

また「冬至冬中冬はじめ」といって、本当の冬の厳しさはここから始まります。

そこで、旬を迎えるゆずを浮かべた風呂(ゆず湯)に入ると、風邪をひかず元気に冬を越せるという習わしが生まれました。

冬至にかぼちゃ「別名:南瓜(なんきん)」を食べる習わしは名前に「ん」のつくものを食べる「運盛り」に由来しています。

野菜が少ない冬に、保存のきくかぼちゃを食べて栄養を取る、暮らしの知恵でもあります。

地域によっては、れんこん、みかん、こんにゃくなどを食べます。

また、昔から小豆の赤い色が魔除けになるとして、小豆粥、小豆団子、赤飯などを食べることも習わしになっています。

先人の知恵は冬を元気に乗り越える術でもあります。

 

●12月の行事

【大晦日】

「晦日」はもともと、「三十日」と書き、月末日を意味していました。

12月31日は、1年の最後の月の最後なので、「大」がつけられました。

1年を締めくくり、新年を迎える最も重要な節目の日なので、さまざまな習わしがあります。

そのひとつが「年越しそば」です。そばを食べ、細く長く生きられるようにとの願いを込めたという説

金銀細工の職人がそば粉団子を使って金紛を集めたことから、新年の金運を願うという説があります。

そのほか、東日本では鮭(さけ)、西日本では鰤(ぶり)を「年取り魚」として食べる地域があります。

神社では「年越しの祓(はらえ)」が行われます。

「夏越しの祓」から半年が過ぎ、7月~12月までの罪やけがれをはらうため

形代(かたしろ)を焼いたり、茅(ち)の輪くぐりをします。

「除夜の鐘」は日付が変わる12時をはさんで打ち鳴らすお寺の鐘のこと。

怒りや妬みなど心身を惑わす煩悩(ぼんのう)の数が108あるとされることから、それらを取り除くため、108回つきます。

 

【針供養の日】

西日本では12月8日、東日本では2月8日。折れた針を供養し、裁縫の上達を願う行事です。

この日は事始めの節目として、針仕事を控え、古針を豆腐やこんにゃくに刺したり

紙に包んで神社に納めるなどしてねぎらい、供養します。

地域によっては、こんにゃくと風呂吹き大根を食べる、こんにゃくと豆腐を三方に載せて針をさす

夜にあん入りの餅を焼くなどの習わしがあります。

 

【クリスマス】

キリストの生誕を祝うお祭りですが、古代ローマでは冬至の日に行われていた

「太陽神の復活祭」や「農耕神への収穫祭」だったという説もあります。

クリスマスに飾るツリーやリース、スワッグにはモミの木を使うのが一般的です。

常緑樹のモミは、西洋では生命の象徴。古くから魔除けや神聖なものとして扱われてきました。

装飾に使う松ぼっくり、麦の穂、(葡萄の)蔓(つる)、リンゴには豊作祈願の意味があります。

また、リースは輪になっていることから、始めも終わりもない「永遠に続く愛」を表しています。

クリスマスの飾りには日本の「しめ飾り」に近い意味合いもあります。

キリスト教では12月25日の4週間前の日曜日から飾り付けを始め

顕現日(けんげんび)「公現祭」の翌日1月7日に片付けるのが一般的です。

 

以上12月の行事についてでした(*^-^*)

気ぜわしい時期ですが、体調管理に気を付けていきましょう(*^^)v

 

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