10月は神無月

今日で9月も終わり、明日から10月になりますね(*^-^*)

よく考えたら年末まで残り3カ月・・・あっという間です(;’∀’)

 

●神無月の読み方、意味・由来・語源

10月は神無月「神無月(かんなづき/かみなしづき)」と呼ばれています。

神無月は一般的に出雲大社に各地の神様が出向くので神様が不在の月といわれいいますが、これもひとつの解釈です。

特に有力な説と言われているのが神無月の「無」は無いというのではなく「の」という意味。

由来は諸説ありますが、「神の月」つまりは神様を祭る月だから神無月と呼ぶ説があります。

6月の水無月も水が無いのではなく「水の月」という意味があるそうです。

逆に神様が集う出雲大社がある島根県では10月は神有月(かみありづき)と呼ばれています。

ここから、「無」が無い、神様がいないということになったのでは?と考えられているそうですが根拠はないようです。

他にも、雷が鳴らない月で、「雷無月(かみなしづき)」や新穀でお酒を醸す月ということで

「醸成月(かみなしづき)」から神無月と呼ばれるようになった等、さだかではない話がたくさんあります。

●なぜ神様は出雲大社へ集うのか

実際に神様が出雲に出向くのは、旧暦の10月、新暦では11月頃になります。

出雲大社では旧暦に合わせ11月末頃に「神迎神事」「神在祭」など、数多くの神事が行われています。

八百万の神々は神無月に出雲大社へ集まって何をされているのでしょうか?

出雲大社は、特に縁結びで有名ですね(*^-^*)

どんなご縁を結ばせるか、神様が集まって会議を開いているといわれています。

ここでいう「ご縁」とは恋愛や結婚だけにとどまらず、仕事のご縁

翌年の天候や農作物の収穫などまで多岐にわたるのだそうです。

例えば「仕事でいいご縁がありますように!」というのも縁結びになりますので

お願いしてみるのも良いかもしれません(*’▽’)

 

●留守神さまとは

一方、出雲大社以外の日本各地では、神々は不在となってしまうのでしょうか?

ほとんどの神々が出雲大社に出かけてしまうなか、各地を護るための「留守神様」がいるとされています。

その代表的な神様が「恵比寿様(えびすさま)」です。

このため、神無月に恵比寿様に感謝し、商売繁盛を祈願する「恵比寿講(えびすこう)」を行う地方も少なくありません。

恵比寿様のほかにも「金毘羅神(こんぴらしん)」「竈神(かまどしん)」

「道祖神(どうそしん)」などの留守神様がいるとされています。

 

古来より、自然との関わりが深い日本。

自然のうつろいを素直に表現した言葉が多いのが和風月名の特徴です。

神無月はそのなかでもひときわ、神羅万象を神として崇める古来日本の精神や

八百万の神々の存在を感じられる月だといえるのではないでしょうか(*^-^*)

 

 

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